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詰将棋メモ(2019年9月23日)

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カテゴリ: 将棋一般

推理将棋第118回解答(4)

詰将棋メモ - 8時間 14分

[2019年9月23日最終更新]
推理将棋第118回出題の118-4の解答、第118回出題の当選者(NNNさん原岡望さん)を発表します。

推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第118回出題  推理将棋第118回解答(1) (2) (3) (4)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門

118-4 上級 Pontamon 作  2018年1月1日生     20手

「あけましておめでとう」
「今年もよろしくお願いします」
「今日は初孫が生まれる予定日なんだ。なので、指し初めは、20手で詰んで、18の駒が11へ動く手があって、最後は生の手の対局にしたいんだ」
「なるほど、2018年1月1日生か。めでたいね、協力するよ」
「では、お願いします」
 ・・・
「うまくいったね」
「後手の王手は全部で5回あって、成る王手、普通の王手、空き王手、持駒を打つ王手、不成の王手の順番だったね」
「双方とも、一旦着手をやめた駒は二度と動かさず、別の駒の手を指していたね」
「新春らしく、王手も使用駒も初物尽くしだったね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件) 

  • 20手で詰んだ
  • 18の駒が11へ動いた
  • 後手の王手は5回あり、"成る王手"、"普通の王手(*1)"、"空き王手(*2)"、"持駒を打つ王手"、"不成の王手"の順番だった
  • 一旦着手をやめた駒は二度と動かさなかった(*3)

*1 "普通の王手"は、移動した駒の効きによる王手で、棋譜に成や不成が付かないものです。
*2 "空き王手"は両王手を含みません。"空き王手"の手が成/不成の手を兼ねる場合、"空き王手"としてのみ数えます。
*3 同じ駒の連続着手は可。成駒は別の駒とみなし、生駒からの連続着手をしなくても可。

出題のことば(担当 NAO)

 5種類の王手が難関。空き王手の形を推理しよう。

追加ヒント

 初王手は歩成。18手目18地点に飛車を打ち、11飛不成で詰み。

修正

 修正前
 「後手の王手は、最後の不成の王手の他、成る王手、空き王手、持駒を打つ王手、普通の王手の計5回だったね」
 修正後
 「後手の王手は全部で5回あって、成る王手、普通の王手、空き王手、持駒を打つ王手、不成の王手の順番だったね」

推理将棋118-4 解答 担当 Pontamon

▲26歩 △14歩 ▲48玉 △15歩 ▲38玉 △16歩
▲27玉 △17歩成 ▲36玉 △28と ▲25玉 △13桂
▲14玉 △25桂 ▲23玉 △19香成 ▲12玉 △18飛
▲21玉 △11飛不成 まで20手

(条件)
・20手で詰んだ
・18の駒が11へ動いた(18手目△18飛~20手目△11飛不成)
・後手の王手は5回あり、"成る王手"、"普通の王手"、"空き王手"、"持駒を打つ王手"、"不成の王手"の順番だった
(8手目△17歩成、12手目△13桂、14手目△25桂、18手目△18飛、20手目△11飛不成)
・一旦着手をやめた駒は二度と動かさなかった
(▲26歩、▲48玉~▲21玉、△14歩~△17歩成、△28と、△13桂~△25桂、△19香成、△18飛~△11飛不成)

2018年1月1日に因んで、20手目に18の駒が11へ動いて詰みになるという年賀詰で、条件からは先手玉が後手陣の奥深くまで移動することを隠した構想作でした。

11へ動ける18の駒は飛か先手の香しかなく、香の移動だと単なる年賀条件クリアのための無駄手になりそうなので、この移動をする駒は後手の飛なのではないか?それに加えて、最終手が不成の手なので、△11飛不成で玉を詰ます手順なのではないか?

と推理すると、先手玉は敵陣の何処へ行く必要があるのか?5種の王手条件をクリアするにはどんな経路で後手はどのようにして王手するのかを順に考えると解ける仕様になっています。

詰み上がりの玉位置は、飛の移動ができて飛不成で詰むのであれば、21地点で確定です。先手玉は21への8段移動になります。玉が中段へ出るための出口作成のための歩突きを合わせても9手なので1手足りません。一度玉を動かし始めたら、条件によって途中で止まるわけにはいかないので、玉が動く前に歩突き以外の手があるのか、玉移動の中で同じ段の連続着手があるかのどちらかになります。(段を戻ると1手オーバーします)

普通の王手の後に空き王手があるので、参考1図のような配置が思い浮かぶかもしれません。この△13角の王手に対して余っていた1手を使い▲25玉と寄って、次に▲14玉へ行くと△22角での空き王手が可能です。玉は前へ進むしかないので▲23玉。△19香成に▲12玉、△18飛の駒打ち王手、▲21玉に△11飛不成の王手で詰み。空き王手で22へ戻った角が11の飛を支えます。

もう解けたも同然で、10手目の参考1図になるまでに駒成での王手をかわせばいいだけだと思いきや...。後手角を使っての駒成王手ができないので、後手は歩成での王手しかありません。

ところが、歩成ができるのは8手目で、9手目には参考1図の玉位置の▲35玉をしないといけないので歩成が王手にはなりません。

詰み上がりから逆算したのがまずかったようです。初手からの手順を考えてみると、タイミングよく角成で王手することができません。しかも後手は28の飛を入手しておく必要があるので角成王手で捨てるわけにはいきません。

後手は1筋の歩を伸ばして△17歩成で王手します。先手は王手がかかるように初手▲26歩から▲27玉で王手を掛けられて9手目に▲36玉とかわしたのが参考2図です。後手はこの後△28とで飛を入手し、先手は▲25玉として△13桂の通常王手を受け、▲14玉に△25桂の空き王手です。角は初期位置に居るままですが、この後の展開は参考1図のときと同じ展開になります。

【出題時条件での余詰】
出題時の修正前条件では、空き王手の一種の両王手や5種の王手の出現順が限定されていないことによる余詰手順の解答をいただき、条件修正となりました。

NNNさんから指摘のあった余詰手順
(18香が11へ移動、両王手、王手種類の出現順は作意とは異なる)
▲16歩、△14歩、▲15歩、△34歩、▲14歩、△同香、
▲58金左、△17香成、▲18香、△28成香、▲11香成、△77角成、
▲69玉、△87馬、▲68玉、△78飛、▲69玉、△79飛不成、
▲68玉、△69飛不成

指摘手順をベースに担当のNAOさんが発見した余詰手順
(出題時条件を全てクリアしている完全な余詰)
▲16歩、△14歩、▲15歩、△34歩、▲14歩、△同香、
▲48金、△17香成、▲18香、△28成香、▲11香成、△77角成、
▲49玉、△67馬、▲59玉、△58飛、▲49玉、△68飛不成、
▲58金上、△69飛不成

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「年賀状は「歩の着手で始まり、20手目に18の駒が11へ不成で動いたのが5回目の王手となり、先手玉が詰んだ」にしましたが、おもちゃ箱では98-4の類作もあるので、先手陣や中段での詰み上がりも紛れ筋として残せる条件にしたかったのです。縛りを緩めるとどの条件でも余詰み発生。あの手この手で条件を絞り出した力作なのか、その都度余詰み検証されたNAOさんの力作なのか…。」

NNN(余詰解)「二手目と四手目が限定されていません。ので作意でないような気も。何度も確認しましたが不安です。開き王手は77玉 34歩を考えましたが見つかりませんでした。手がかりは18 11移動が限定されるとなると香でないとだめで、その道筋をあけるのは飛車を取る手でないとだめそう(後で飛車を使う)というところです。両王手も出てきますね。」

■粗検申し訳ありませんでした。

小山邦明「ものすごく難しかった。玉が1段目まで行くとは予想外。」

RINTARO「118-3と似た手順。今度は17歩成を可能にする26歩からスタート。先手玉の指し手と後手の指し手が見事に調和し、詰め上がりまで一気呵成でした。」

斧間徳子「21で詰むとは!」

小木敏弘「まさかの玉移動が予想外。」

■担当のNAOさんから何度余詰み手順を差し戻されても、最後まで条件に入れなかった後手陣への玉移動。

S.Kimura「王手の条件をどのように使ったらよいのか見当が付かず,ヒント待ちでした.余詰修正に気づいていなかったのですが,王手の順番が分かっていれば考えやすかったかもしれません.」

山下誠「空き王手を角で掛けようとして手数超過。香と分かれば簡単でした。」

飯山修「13桂の普通の王手に気が付かず大苦戦」

原岡望「上手く潜らせる。」

桝彰介「分かりませんでした。かなりの難問でした。」

ほっと「こちらも手順が全然予想できずヒント待ち。「18の駒が11へ動く手」が後手の飛車とは! 19香成が一石二鳥の好手。」

■5種類の王手が悩みの種。

リーグ戦ファン「18の駒が11へ動く手が最後の不成の王手だとすれば制約条件がすごくきつくて考えやすいので、ここに解があってくれれば今日中に提出できる!!と祈るように仮定したら実に一本道でした。そうでない場合を一切全然考えてませんのでズル解きもいいところです(^^」

はなさかしろう「本問が時間内で解けず、コメントも書けずでスミマセン。ヒントを見てようやくで、難しかったです。」

■何はともあれ、無事、締め切りに間に合ったようです。

諏訪冬葉「25玉以降の手順は浮かんだけど最初の王手が難しかった。」

■王手を掛けられに行くとしても初手▲26歩は指し難くかったでしょう。

正解:15名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  飯山修さん  原岡望さん
  ほっとさん  キリギリスさん  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん
  諏訪冬葉さん

総評

Pontamon「謹賀新年。玉が大移動する作品が3つ。偶数年のパターン化となるのか?次の偶数年は東京五輪・パラリンピックがある2020年は干支以外にも題材がありそうだけど、さて来年は…。」

■日本での五輪は4回目なので5や4。5×4=20だし2020年も20を示唆。

NNN「久しぶりに解答出します。一部解いてはいましたが。」

RINTARO「ヒント後に1だけでも解いてみるかと考えてたら、4問とも解けていました。易しい出題に感謝。」

■ヒント投入後は解き易くはなりますが、まだ歯応えは残っているはず。解図力の勝利。

山下誠「新年の推理将棋はいずれも難しく、白旗寸前。解けてみれば素晴らしい問題ばかりでした。」

■解いた時の解後感がたまらない。

小木敏弘「118-4がお手上げでした。118-3がヒントになっていたのか・・・。」

■ヒントと言うわけではないでしょうが、先手玉が後手陣へ行くために越えなければいけないハードルは同じなので、越し方に多少の違いがあっても参考にはなるでしょう。

Miya「初めて、推理将棋の解答を送らせていただきます。1問だけですが、何とか解けたと思います。難しいけど面白いですね。」

■折角解答いただいた回を最後に休載してましたが、再開しましたのでまた解答をお願いします。

原岡望「詰将棋パラダイスの締切直後で苦戦しましたがヒントに助けられようやく解答。今年もよろしくお願いいたします。」

桝彰介「次回は、もう少し解けると良いです。」

ほっと「118-3と118-4が難しくてヒント待ちになってしまいました。」

■ヒントを最大限に活用しましょう。

リーグ戦ファン「第12回くらいから第50回くらいまでの3年ほど毎月参加してましたのですが、それ以降ずっと間遠になってました。今日ひさびさにサイトを覗きましたら、なんと今日が締め切り!これも運命と思い投稿いたします。今回、私が好きな「玉が詰まされるためにひょこひょこ中段に出て来て手数的にマギレ無し」の形がほとんどだったので、運よく3時間で4作とも回答できました。」

占魚亭「ギリギリに手をつけたので1問だけです(すみません)。本年も宜しくお願いします。」

諏訪冬葉「締め切り過ぎてる・・・」

■「セーフ!」だったようです。

推理将棋第118回出題全解答者: 18名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  Miyaさん  飯山修さん
  原岡望さん  桝彰介さん  ほっとさん  キリギリスさん
  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん  占魚亭さん  諏訪冬葉さん

当選: NNNさん 原岡望さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

カテゴリ: 将棋一般

銀河戦2回戦、3回戦。

渡辺明ブログ - 月, 09/23/2019 - 10:55
遅くなりましたが銀河戦の2回戦、3回戦(準決勝)を振り返ります。 2回戦は菅井七段戦。先手番になって対角交換振り飛車でした。図から△25歩▲同歩△27歩と後手から動きましたが、動かないで待機するのもあって一局だったとは思います。 この▲33歩成の成り捨て...
カテゴリ: 棋士

無題

妻の小言。 - 月, 09/23/2019 - 10:47
気が付いたら3巻が出て、4巻が出て、39歳になっていた。
カテゴリ: 将棋一般

明日対局

明日は対局です。王将戦挑戦者決定リーグ相手は糸谷八段。
今期の王将リーグ初戦になります。メンバーをみると羽生九段と藤井七段が入ったことが大きく、例年以上に注目を集めることになりそうです。個人的にも前期は1勝届かずだったので今期こそはの思いで頑張りたいと思います。

携帯中継

将棋プレミアム

また、リーグのメンバーに渡辺王将を加えた8人の特集記事が随時公開されていくようです。私の出番はちょうど明日の対局日ということでそちらもあわせてご覧ください。
カテゴリ: 棋士

京都団体戦

将棋雑記帳 - 日, 09/22/2019 - 22:53
本日は丸太町の京都新聞社にて、毎年1回行われる京都団体戦。私は同志社OBチームで出場だが、将棋を指すのは3ヶ月ぶりなので実に不安だった。(汗)<br /><br />チームとしての結果は予選を抜けたもののトーナメント1回戦で東山将棋センターに敗れ、昼から打ち上げまでずっと待つはめに。個人的には予選3戦全勝だったものの、東山では河原林秀典氏に完敗。彼とは学生時代から40年来のつきあいて何局も指しているが、あまりに完敗だったので笑うしかない(大汗)。<br /><br />優勝は櫻井研で、木村、櫻井、高橋、村越、北口という協力メンバーを従えて圧勝とのこと。この大会も年々レベルアップしてくることだろう。<br /><br />終了後の打ち上げは平安閣にて、OB会も兼ねて。とはいえ、9名との参加はOB会としては寂しい。このことはさまざまな事情があり、今後のOB会をどうしていくかについて熱い議論が交わされた。なにせ80代のOBから現役まで大変幅広いのでどう仕切るのかは大変難しい。私も副会長という位置にいながら何も貢献できていなかったのは大いなる反省材料として、OB会の存続を期待している。<a name="more"></a>
カテゴリ: 将棋一般

詰将棋メモ(2019年9月22日)

詰将棋メモ - 日, 09/22/2019 - 22:40
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詰将棋メモ(2019年9月21日)

詰将棋メモ - 土, 09/21/2019 - 21:33
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インタビュー、旅行記。

渡辺明ブログ - 土, 09/21/2019 - 17:00
王将リーグ開幕インタビュー 昨年から始まった王将リーグの開幕前インタビュー、先陣を切って登場させてもらいました。この後も随時更新されていきますので、お楽しみください。 10月19日(土)に恒例となった東京競馬場イベントがあります。競馬好きの棋士が揃って...
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推理将棋第118回解答(3)

詰将棋メモ - 土, 09/21/2019 - 12:20

[2019年9月21日最終更新]
推理将棋第118回出題の118-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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118-3 中級 NAO 作   18手目の初王手       18手

「あけましておめでとう。新年早々調子がよさそうだね」
「"同"の付く手が2回あって、18手目の初王手で11の玉を詰ませて勝ったよ」
「2018年の元旦にぴったりだね」
「それだけじゃないよ。1つの駒が8連続で動いたし、1筋の手が11回あったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか。そして2018年、貴方の勝負手は?

(条件) 

  • 18手目の初王手で11地点の玉が詰んだ
  • "同"の付く着手が2回あった
  • 1つの駒が8連続で動いた
  • 1筋の着手が11回あった

出題のことば(担当 NAO)

 8連続で動くのはもちろん玉。11地点で詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 同の付く手は9手目15同玉と13手目13同玉。

推理将棋118-3 解答 担当 Pontamon

▲36歩 △14歩 ▲48玉 △15歩 ▲37玉 △16歩
▲26玉 △15香 ▲同玉 △11角 ▲14玉 △13桂
▲同玉 △32銀 ▲12玉 △31金 ▲11玉 △21金 まで18手

(条件)
・18手目の初王手で11地点の玉が詰んだ(17手目▲11玉、18手目△21金)
・"同"の付く着手が2回あった(9手目▲15同玉、13手目▲13同玉)
・1つの駒が8連続で動いた
(3手目▲48玉、5手目▲37玉、7手目▲26玉、9手目▲15同玉、11手目▲14玉、13手目▲13同玉、15手目▲12玉、17手目▲11玉)
・1筋の着手が11回あった
(2手目△14歩、4手目△15歩、6手目△16歩、8手目△15香、9手目▲15同玉、10手目△11角、11手目▲14玉、12手目△13桂、13手目▲13同玉、15手目▲12玉、17手目▲11玉)

2018年1月1日に因んで、18手、1つの駒が8連続、1筋11回が条件に入った年賀詰です。
11地点の玉が詰んだことと一つの駒が8連続で動いたということから、初手は中段への出口になる歩を突く手で、残りの先手の8手は玉を11へ移動して行く手だとわかります。また、1筋の着手が11回なので玉移動は1筋が多いはずで、そうなると11にある香が居なくなっていないといけません。

玉が一番早く1筋へ行くには初手の歩突きは▲36歩で、その後玉が斜め一直線で15へ行けるのは9手目なので、玉の1筋移動は15から11までの5回。1筋の着手の残り6回は後手が指すことになります。

後手の香が利いている状態では▲15玉はできないので、後手は2手目以降に1筋の歩を△16歩まで突いて次に△15香とすることになります。タイミングはバッチリで△15香は1筋着手4回の8手目なので、9手目で▲15同玉ができます。

先手玉が11まで行く道中で、13地点へ利いていいる桂と角の処理が必要で、1筋の着手もあと2回残っています。桂と角の両方の駒が13地点に利いているのでどちらかひとつの利きを外さないと先手玉は13地点へ進めません。桂は13にしか行けないですが、角は11へ引くことができるので、1筋の残り2回着手は△13桂と△11角になります。

同の着手2回の条件があるので、△11角を先に指して、△13桂を"同"の手で取れる手順にしなければいけません。

途中図は▲13同玉と桂を取った13手目の局面ですが、後手飛の横利きがあるので、11へ玉が辿り着くことができて、さらにどうやって詰ますのかが問題です。後手の着手は残り3手なので、まずは△32銀で飛の横利きを遮って▲12玉をできるようにし、△31金、△21金で11の玉を詰めることができます。長旅をして来た玉があっけなく後手の3手で詰まされます。

本作は2018年にピッタリの条件で、理論立てて考えるとスッキリ解ける好作でした。(参考図は不要でした)

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon「練習問題の条件とごちゃ混ぜになって、18手目の18の初王手で11の玉が詰んだと勘違い。同玉で持ち駒があるなら18飛は両王手のはず。途方にくれました。王様の通り道作りと王手回避の協力に手数を費やして、間に合うのか心配でしたが金の2連続寄りで隅玉を詰めれるのは意外。」

NNN「過去に1一に先手玉が行く問題があったような記憶が(曖昧ですが)。飛車の横ききを銀で塞いで金の横移動で仕留めるぽいなとなると玉は59 48 37 26 15-11しかなく、考えやすい範囲内で答えにたどり着けた感じです。」

■11へ先手玉が行く作品は96-3はなさかしろう作「一番街の駒取り祭」でしょうか。

小山邦明「連続着手と1筋の着手の条件で見事に限定されている。」

斧間徳子「1筋の着手が11回、という条件ですっきりまとめているのがうまい。」

S.Kimura「先手の手がほとんど限定されていたので,解きやすかったです.」

山下誠「1六歩から1五香が予想外で、一直線に入玉ができずに大苦戦でした。」

小木敏弘「玉が重戦車のように敵陣深く突入も、援軍なく玉砕。」

飯山修「大駒のエサは強力」

原岡望「玉の道を空けて誘き寄せる。」

リーグ戦ファン「「先手9手で11玉+1つの駒が8連続で動いた」の条件だけで先手の手はほぼ決まり、あとは後手が懸命に先手玉のルートを作っていくという私の大好きなタイプのパズルでした。約20分。手順前後を「同の付く着手が2回」だけで縛ったのがすごいです。」

■年賀条件の1筋11回で玉を後手陣へ無理なく誘導。

RINTARO「条件より先手の指し手が決まる。次に1筋からの侵入を可能にするための後手の指し手が決まる。実質5手詰だが楽しめました。」

桝彰介「分かりませんでした。先手の指し手は、3六歩から玉が1一目指して一直線までは分かりましたが、終盤の後手の指し手が不明でした。」

ほっと「8連続で動いたのは先手玉、は予想通りだが、どうしても途中で王手が掛かってしまいヒント待ち。32銀~31金~21金が見えなかった。」

諏訪冬葉「近くの駒を全部捨てたせいで最終形が浮かばず一苦労」

■最後の5手が考えどころ。

正解:15名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  飯山修さん  原岡望さん
  ほっとさん  キリギリスさん  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん
  諏訪冬葉さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

カテゴリ: 将棋一般

A級順位戦3回戦、佐藤(康)九段戦。

渡辺明ブログ - 金, 09/20/2019 - 16:33
飛車交換になり、△39飛と先着されて▲47銀と逃げた局面。飛車の先着は大きなポイントなのでどうかと思いましたが、▲75馬の力で△84香は▲86歩で取りに行けますし、△65桂、△85桂などがカバー出来てるので指せると判断しました。 受けの手が続きましたが、ここで▲86...
カテゴリ: 棋士

10月の詰将棋

詰将棋メモ - 金, 09/20/2019 - 13:10

[2019年9月20日最終更新] ネット詰将棋 詰パラ

2019年10月の将棋雑誌での詰将棋の話題やホームページでの10月出題について。

ネット詰将棋  詰パラ  将棋世界

関連情報: ネット詰将棋・解答募集中  Web Fairy Paradise
  おもちゃ箱: 詰将棋情報(他の月の詰将棋はここから)  展示室  推理将棋

===== ネット詰将棋10月の出題 =====

財界九州、詰碁・詰将棋 次の一手
2019年9月20日、財界九州で、2019年10月号 次の一手 答え合わせ (PDF)

===== 詰将棋パラダイス10月号 =====

詰パラ最新情報
2019年9月20日、詰将棋パラダイス最新情報で、10月号予告。
「半期賞:令和元年度上半期半期賞決定! 3部門同時受賞者あり!
社団戦参戦記:詰パラチーム3日目のレポートを掲載。」

===== 将棋世界11月号 =====

まだ記事はありません。

カテゴリ: 将棋一般

詰将棋メモ(2019年9月19日)

詰将棋メモ - 木, 09/19/2019 - 21:37
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推理将棋第118回解答(2)

詰将棋メモ - 木, 09/19/2019 - 12:34

[2019年9月19日最終更新]
推理将棋第118回出題の118-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第118回出題  推理将棋第118回解答(1) (2) (3) (4)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門

118-2 中級 Pontamon 作  2018年は1の地点8回   11手

「今年の指し初めは干支にふさわしくワンワンの11手で詰んだね」
「ワンと言えば1段目に駒が成ったね」
「1が付く地点への着手が8回で2018年の指し初めにピッタリ」
「1の付く着手地点の数字は1以外に2つだけだね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件) 

  • 11手で詰んだ
  • 1が付く地点への着手が8回あり、その8回の着手地点の数字は1以外に2つだけ
  • 1段目に駒が成った

出題のことば(担当 NAO)

 1が付くのは1筋と1段目。1筋と1段目の着手点で使える共通の数字を推理しよう。

追加ヒント

 1が付く着手地点の数字は1以外に4と5。14,15,41,51の各地点の着手が計8回。

推理将棋118-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩 △52玉 ▲33角不成 △51金左 ▲同角不成 △14歩
▲41金 △15歩 ▲同角不成 △51金 ▲同角成 まで11手

(条件)
・11手で詰んだ
・1が付く地点への着手が8回あり、その8回の着手地点の数字は1以外に2つだけ
(4手目△51金左、5手目▲51同角不成、6手目△14歩、7手目▲41金、8手目△15歩、9手目▲15同角不成、10手目△51金、11手目▲51同角成、1以外の数字は4と5)
・1段目に駒が成った(11手目▲51同角成)

棋譜に1が付く着手地点はもちろん1筋と1段目。その1が付く地点の着手が8回あったと言っても棋譜に使われている数字は1以外に2つだけとなると、1段目の横這いや1筋で上下するという着手は、隣り合うまたは上下の2地点での行き来になるのでしょうか?

11ー99の対角線に対して、線対称な1筋と1段目の間を角が行き来すると、1以外の同じ数字の地点での行き来が可能です。後手の着手もそれらの地点の着手をしなければいけません。11手中の8手がそのような着手だとすると残り3手でどんな手を指せば詰み形に持っていけるのかが課題になります。そのうちの2手は▲76歩と▲33角不成です。1段目で成れる駒は先手の角しかないので▲33角では不成です。

もし残りの1手を△34歩で、▲22角不成にしてしまうと角移動は13ー31の着手だけで、▲41金で王手てするのが精一杯になります。(参考1図)

参考1図の手順
▲76歩、△34歩、▲22角不成、△14歩、▲31角成、△13香、
▲同馬、△31金、▲同馬、△13桂、▲41金

1が付く地点以外の3手のうち2手が▲76歩と▲33角不成なら2手目の後手の着手は何でしょう?1筋と1段目を行き来できる角は33に居るので、この角は15と51を行き来するしかありません。なぜなら、23の歩や43の歩が居るため、角成した後に1マス移動しても、14ー41や16ー61の行き来ができません。したがって、角が15と51を行き来できるように、2手目は玉を移動して51地点を空ける必要があります。玉の移動先は52です。62へ移動してしまうと、王手された時に72への退路が残るからです。つまり、初手から、▲76歩、△52玉、▲33角不成で参考2図となります。

この局面から玉が動かずに詰めるには、61の金が居なくなっていて51に馬が居て41には馬を支える金の配置の詰み形が見えます。

1段目の駒成の条件から、最終手は▲51角成ですがその馬を支える▲41金を先に指す必要があるので、41の金を△51金とする手があるはずです。また、61の金が残っていると詰まないのでこの金も△51金として先手に取らせる必要があります。

さてここで着手をカウントしてみます。51地点は左右の金が移動するために2回は空いている必要があり、先手の角は51地点で2回金を取り、51地点を空けるには▲15角不成と指しますが3手目時点で51は空いているので▲15角不成は1度になります。また、最終手の▲51角成を支えるための▲41金の着手が必要です。これで先手の4回の着手が確定していて、後手は51へ左右の金を移動する2手だけしか決まっていません。後手の残り2手は何が指せるでしょう。可能なのは△14歩と△15歩になります。

▲41金のタイミングに注意する必要がありますが、これで解くことができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「前代未聞の作者誤答をするところでした。(10手目△14香で不詰み)」

NNN「1一もあるかとも思いましたがなかったですね。玉の近くだと1以外の数字は真ん中あたりかと考えてみるとできました。」

小山邦明「15に駒を持ってくるのがうまい手順だと思いました。」

RINTARO「物理的に初手3手必然、4手目以降1の付く指し手なので51,41を使うしかないと考えると解けます。」

斧間徳子「すぐに15角生とせずに41金と打つのが唯一の見せどころ。」

S.Kimura「11への着手も考えたので,着手地点を定めるのに苦労しました.」

■15-51を見つけられれば解けたも同然。

山下誠「後手の1四歩から1五歩が絶妙の2手パスで、完全にだまされました。」

小木敏弘「端歩の連続付きが名手かも。」

■この着手が可能だったので年賀条件にできました。

飯山修「数字で限定する問題は以外と埋もれているのかも」

原岡望「後手に5手指させる工夫。」

■△14歩、△15歩が条件クリアのための辻褄合わせ。

桝彰介「分かりませんでした。直前ヒントでも指し手が思い浮かびませんでした。」

ほっと「これしかないとは言え、1が付かない地点への着手を頭3手で使い切ってしまうのは不安になる。」

リーグ戦ファン「これは▲76歩▽52玉▲33角不成▽51金右▲同角不成▽32金▲15角▽41玉▲51金打までの9手詰の筋の条件付けを考えたことがあるので瞬殺でした。この条件付けもなるほどですねぇ。1筋の歩を取るタイミングが素敵。ところで、最後の「1段目に駒が成った」は、9手目の角成不成の限定目的だけなのでしょうか?もし他に意味がないなら「1段目に駒が成らなかった」の方がマギレが多いかなと思いました。」

■駒成りしちゃいけないと勘違いするかもしれない「成駒の着手なし」も良さそうです。駒成するとしても、1段目と1筋の両方が可能ですし。

諏訪冬葉「ヒントを見て41玉を詰ますと予想して外しました。」

■少し遠回りしましたが無事正解へ辿り着きました。

正解:15名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  飯山修さん  原岡望さん
  ほっとさん  キリギリスさん  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん
  諏訪冬葉さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

カテゴリ: 将棋一般

明日対局。

渡辺明ブログ - 水, 09/18/2019 - 15:39
明日19日(木)はA級順位戦3回戦、佐藤(康)九段戦。 名人戦棋譜速報 ※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
カテゴリ: 棋士

詰将棋メモ(2019年9月18日)

詰将棋メモ - 水, 09/18/2019 - 12:40
カテゴリ: 将棋一般

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詰将棋メモ - 火, 09/17/2019 - 18:59
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推理将棋第118回解答(1)

詰将棋メモ - 火, 09/17/2019 - 13:04

[2019年9月17日最終更新]
推理将棋第118回出題の118-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第118回出題  推理将棋第118回解答(1) (2) (3) (4)
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推理将棋第118回解説  担当 Pontamon

第118回は"1"と"18"に関連する作品が揃いました。(担当 NAO)

第118回 出題2017年12月26日、解答締切2018年2月10日、解答18名

118-1 初級 原岡望 作   指し初めは踏んだり蹴ったり  11手

「指し初めの一局はどうだった?」
「1つの駒しか動かさなかったのに11手で詰まされちゃった。おまけに4回も王手があって踏んだり蹴ったりだった。成る手はなかったよ」
「1つの駒だけ動かして11手とは指し初めらしい対局だとおもうよ。よき1年になりますように」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件) 

  • 11手で詰んだ
  • 後手は1枚の駒しか動かさなかった
  • 王手4回
  • 成る手なし

出題のことば(担当 NAO)

 王手が続く詰み形を推理しよう。

追加ヒント

 歩の王手3連発で決まり。

推理将棋118-1 解答

▲76歩 △42玉 ▲33角不成 △同玉 ▲26歩 △24玉
▲25歩 △15玉 ▲16歩 △14玉 ▲15歩 まで11手

(条件)
・11手で詰んだ
・後手は1枚の駒しか動かさなかった(2手目△42玉、4手目△33同玉、6手目△24玉、8手目△15玉、10手目△14玉)
・王手4回(3手目▲33角不成、7手目▲25歩、9手目▲16歩、11手目▲15歩)
・成る手なし

後手の着手が1枚だけとなると、詰まされるために詰み位置へ移動して行く玉です。後手は他の駒を動かして玉の退路封鎖の協力手を指すことができないので、王手によって戻ることができない状況で隅か端へ行くことになります。

隅へ行くには22の角とか82の飛が邪魔ですし、1段目の銀や金があると詰ませにくいので、正解は中段の端です。しかし、玉の着手だけでは中段へ出るための歩突きができませんので、先手が角を捨てて中段への出口を提供します。では、端と言っても1筋でしょうか、9筋でしょうか?

9筋へ行って詰まれた局面が参考1図ですが、成る手なしと王手4回をクリアしていますが15手も掛かっています。手数が長くなった原因のひとつは▲85歩を守るための▲76歩、▲77桂の2手が必要だったからです。

参考1図の手順
▲76歩、△52玉、▲55角、△62玉、▲73角不成、△同玉、
▲77桂、△84玉、▲86歩、△95玉、▲96歩、△84玉、
▲85歩、△94玉、▲95歩

となると、後手玉が向かうのは1筋です。△14玉で詰まされる際、▲15歩は香で支えられ、▲25歩は飛で支えられてられているので11手で詰ますことができます。

既出作品は66-1DD++作「居玉は避けよというけれど」でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

原岡望(作者)「詰工房で思い付きました。問題文の見事さに感嘆しました。」

Pontamon「既出手順とのことですが浮かばず、結局最後の解図になりました。66-1はまだ推理将棋に出会う前。昨年の年賀推理作品では紛れ筋として検討していたのに完全に忘れてました。」

NNN「慣れてこのパターンかと予想できたので簡単でした。」

■端玉を歩突きで仕留める定番手順。

小山邦明「歩突きで詰ます事ができるのですね。」

■既出作以外にも、14玉を15歩の歩突きで詰める作品では、33-2けいたん作「いちご白書」109-3Pontamon作「地味な指し初め」があります。

RINTARO「ヒントで詰め上がり図が分かった。初級はこれくらいがいいです。」

斧間徳子「客寄せに相応しい素直な問題。」

■簡単だったという感想と…

S.Kimura「答えが分からなくて,やむなく過去問を探しました.角と銀で詰まそうとしていたので,この発想は浮かびませんでした.」

山下誠「歩で詰めるとは全くの想定外でした。最終ヒントがなければお手上げ。」

諏訪冬葉「ヒントを見るまでこの手順を忘れていました。」

■難しかったという感想。体調や相性も解図に関係あるようです。

小木敏弘「勇敢な王の上部進出も、飛香の射程圏で仕留められました。」

■最初から紐が付いている危険地帯へ出ていく玉が悪い?

飯山修「作者が増えることは大歓迎」

■投稿の常連さんがもっと増えて欲しいです。

桝彰介「優しかったので、今回唯一解けました。」

ほっと「成る手なしならこの展開。」

リーグ戦ファン「この筋は、攻め方が手余りの上に10手で詰む形で、どう条件付けするかを昔よく考えてましたので瞬殺。なるほど、11手で王手4回ですか。巧みです。」

占魚亭「条件から後手の駒は玉しか考えられないので易しい。」

正解:18名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  Miyaさん  飯山修さん
  原岡望さん  桝彰介さん  ほっとさん  キリギリスさん
  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん  占魚亭さん  諏訪冬葉さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

カテゴリ: 将棋一般

富士通杯

将棋雑記帳 - 火, 09/17/2019 - 06:59
昨日は日帰り東京出張。主な目的は富士通杯学生将棋団体戦の取材、挨拶等だが、来年の理事会日程やR選手権運営に関する相談などもあり、メールや電話ではとても対処しきれない。<br /><br />富士通杯の結果は東大が数年ぶりの優勝。2位の立命館とは実に勝ち数1の差で、学生将棋の実力が拮抗していることの現れであろう。早稲田大学は連覇を逃したが、これも大学将棋のレベルの高さを表している。<br /><br />終了後はアマレンとして挨拶の要求があり、学生将棋の拮抗とレベルの高さを感じたままに話した。アマレンの機関誌で大きく取り上げるのは11月号になるが、こちらも若者の戦いの結果と棋譜を掲載するのは大変楽しみ。次もまた熱戦を観戦させてほしい。<a name="more"></a>
カテゴリ: 将棋一般