ギズモのつれづれ将棋ブログ

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将棋が趣味の私が、NHK杯などを中心に日々の感想を書くサイトでした
最終更新: 3時間 8分前

第31期 銀河戦 女流4人の戦いぶり

金, 01/27/2023 - 12:15
第30期銀河戦が終わり、新たに第31期銀河戦が始まっている。
女流枠が前期の2枠から、今期は4枠に増えて、私としてはとてもうれしい。
囲碁将棋チャンネルさん、ありがとう!

今期の女流4人の戦いぶりはどうだったのか、簡単に振り返りたい。

Eブロック1回戦 加藤桃子女流三段vs星野良生五段
相矢倉の力戦。カトモモが早々に桂を五段目に跳ねていったが、これが取り切られてしまった。ほぼ無条件の桂損。その後は差が開いて、危なげなく星野が勝ち切った。カトモモ、完敗。

Fブロック1回戦 伊藤沙恵女流名人vs長沼洋八段
相居飛車で伊藤の矢倉、長沼の中住まいという力戦。中盤、危ない手を長沼が指し、伊藤が長考。AIの評価値は80%まで伊藤有利に上昇。伊藤、最善手を指せるか!という非常に盛り上がる展開に。しかし、伊藤は最善手を逃す。あああー。惜しかったと言えるのか?伊藤はその急所で考慮時間を3回くらい使っていたのに、間違えた。終盤は伊藤は攻めが切れ模様になり、負けた。

Gブロック1回戦 
里見香奈女流五冠vs矢倉規広七段
里見はいつもの中飛車。矢倉が居飛車で見たことない囲いを採用。中盤のねじり合いのところで、里見が優位に立つ。評価値が70%まで里見側に振れる。しかしそこから里見が崩れた。矢倉の疑問手をとがめきれず、成立させてしまう。結局、矢倉にごまかされて、里見は失速。いったん有利になった矢倉は完璧な指し回しを見せ、最後は大差で矢倉が勝った。

Hブロック1回戦
西山朋佳女流二冠vs安用寺孝功七段
西山のノーマル三間+美濃に、安用寺もオーソドックスな居飛車穴熊で対抗。
戦い開始早々から、西山が苦しくなる。盤面の飛車側で普通に居飛車がリード。玉も居飛穴のほうが堅い。西山はどこに主張があるのか。安用寺は徹底した安全運転で、逆転を許さない。手数は158手と、かかったものの、安用寺の完封勝ちとなった。西山、完敗。

結局、女流勢は4人、全滅。内容的にも、完敗2局と逆転負け2局で、悪かった。
しかし私は満足だ。2人しか出てなくてその2人が負けても、たまたまか?となる。
4人出て4人負けたら、実力だ、となる。納得できる。来期もぜひ女流枠4名でお願いしたい。頼みます。

最後に、▲伊藤沙恵女流名人vs△長沼洋八段の一戦から、一番の急所となった局面を載せる。
現在、後手の長沼が4四にいた銀を△4五銀と上がったところ。
これが悪手で、AIの評価値が80%まで先手に傾いた。
次の一手で伊藤が一気に優位に立てる手がある。それを当ててみてほしい。







正解は▲5六銀とぶつける手。これを指していれば伊藤が優勢だった。以下△同銀なら、▲3六飛と十字飛車をかけて、先手が攻め駒がさばけて一気に抜け出せる。しかし伊藤は考慮時間を3回ほど使ったにもかかわらず、▲5八飛と指し、紛れてしまった。残念!
(▲5六銀には△3四銀が辛抱のいい手だが、その場合は▲5五銀以下、先手の攻めが続くと水匠5の判断)
カテゴリ: 将棋一般

vs初段 筋違い角

月, 01/16/2023 - 05:46
以下を青く反転させてコピーし、Kifu for Windowsに張り付けて見てください。
局後に激指15で検討しています。

開始日時:2023/01/16
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

▲2六歩
*私の先手で、いつもの居飛車。
△3四歩 ▲7六歩
*この局面で後手を持って何を指すかは、居飛車党の後手番の課題だ。振り飛車党なら何も迷わないだろうけど。
△3二金
*何だこれは?一手損角換わりか?
▲2五歩 △3三角
*めずらしい手だ。せっかくだから、誘いに乗ろう。
▲同角成
*めったにない後手の作戦なので、どんな対応なのかワクワクだ。
△同 金
*これは・・・阪田流向かい飛車か?
▲4八銀
*私は様子見。
△5四角
*筋違い角キター。これで△2二飛と向かい飛車にする作戦か?
▲6八玉
*▲2六飛とすれば、7六の歩は受かるのだが、△2二飛と回られて、浮いた飛車が標的にされそう。
*ただ、激指15によれば▲2六飛は最有力手。(+200ほど)
△7六角 ▲7八銀
*この手はけっこうポイント。▲7八金では、後手が振ってきたときに壁になる。
△4四歩 ▲3六歩
*右銀を出していく構想。△5四角と引かれると、この歩は突けなくなるから早めに突いた。
△5四角 ▲3七銀 △8四歩
*あら、後手も居飛車か!▲7八銀型の欠点を突いてきた格好だ。
▲5六歩 △8五歩 ▲7七玉
*しょうがないから玉で受けた。
*激指も最有力に上げている。
△7二銀 ▲5五歩
*どっか行ってくれ。
△6五角 ▲5八金右 △8三銀
*うわ、棒銀キター。ここまで変な手を指した覚えがないのに、なんか不利になりやすい将棋になっている。後手は8筋突破という目標があり、手がわかりやすいのだ。
▲6六歩
*この手はあんまりおススメでない、と激指。角は近くに居てくれたほうが先手は受けやすかった。
△3二角 ▲8八玉
*この手はちょっとした疑問手。激指が+150くらいで推移していたのだが、-150くらいになってしまった。もう8筋は破られても▲4六銀からの攻めを急ぐべきだった。
△7四銀 ▲6七金
*とりあえず固めたが、まったく自信がない。玉頭に棒銀が直撃しそう。▲8八玉が悪い構想だった。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*あれ?△7五銀じゃないのか、助かった。
▲8七歩 △8二飛
*相手が一手緩んだ。こっちも攻めを急ごう。
▲4六銀 △7五銀
*ここは先手は何かしないと、次に△8六歩からの攻めが見えている。
▲5六角
*激指によれば、まずまずの手とのこと。▲8三歩を狙っている。
*形勢は-300ほど。
*ここでは▲6五角と打つのが激指のおススメだが、それでは後手の作戦成功を認めた手になる。人間には指せないだろう。
△8四飛 ▲7七桂
*これで▲8五歩を狙う。
△6四歩
*よくわからない手だ。一手パスに近い。そして6三の地点が空いたことがこの後、大きな意味を持つ。
▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
*この銀がここまで捌ければ、先手もやれる。
△3四歩 ▲同 銀
*ここで銀を引く人はいないだろう。
△同 金 ▲同 角 △7六銀打
*この将棋で、お互いを通じて出た、初めてハッキリとした悪手。7五の銀が遊び駒になったからだ。
*ここで私は決断の一手を指す。それは?
▲6一角成
*いっちゃえー。
△同 玉 ▲6三金
*激指もまずまず有力な角切りだったと評価。形勢は+500ほどで先手良し。
△8七銀成 ▲7九玉 △8二飛
*ここで私は▲8三歩か▲7二歩かでそうとう悩んだ。
▲8三歩
*この手は激指の一押しだった。▲8三歩で正解。
△4二飛
*さて、逃げられたが、慌てることはない。先手玉はまだまだ堅い。確実な攻めをしたい。
▲5四歩
*我ながら好手。
△同 角 ▲5三金
*これが飛車角両取りで厳しい。
△7八成銀 ▲同 金
*先手の手駒が増えて、攻めが切れなくなった。
△5二飛
*ここの局面、最大に迷った。どう考えても、先手がハッキリ勝ちになる手順があるはず。時間を費やしたが、正解が読めない。私は自分を弱いと思った(笑)
▲同 金
*これもないわけではないが、▲5四金が正解。以下△同飛に▲4三角の王手飛車で決まっていた。
△同 玉
*紛れたか?
▲5三歩
*急所の歩打ち。こういうところは私は強い(笑)。
△4三玉 ▲4一飛 △4二銀打
*ここで何をやるかもかなり迷った。ヘタをすれば逆転する。
▲5一銀
*正解の銀打ち。
△5三玉 ▲5五歩
*厳しい。一歩千金。
△3六角 ▲5四金
*玉は下段に落とせ。
△5二玉 ▲4二銀成 △同 銀 ▲8一飛成
*これが詰めろでは勝負あり。あとは慎重に指すべし。
△5一歩 ▲3八飛
*ちょっと変な感じもする手だが、許容範囲。
△4七角成
*ここでは後手玉に詰みもあるのだが、合駒の関係で少し難しい。一番手堅い勝ち方は何か?
▲3二飛成
*これでも勝ちだが、▲7二竜が正解で手堅い勝ち方。それで金か銀を合駒すれば取って詰み。角を合駒すれば▲6三金から詰みもあるし、▲3二飛成でもいい。
△4六角 ▲6八桂 △6三金 ▲6一銀
*相手の変則作戦に惑わされ、押されているところから、▲6一角成からの一気の攻めが決まって気持ち良かった一局。
△同 玉
*相手は反則してきた(^^; 88手という偶数手で先手の勝ち。
*私の消費時間は約10分、相手は約6分。
▲反則勝ち
*王手放置の反則
まで88手で先手の反則勝ち
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