第2回 大和証券杯ネット将棋 最強戦 1回戦 第2局 渡辺明竜王vs羽生善治二冠

名人戦から日を置かず、羽生二冠再登場(トップ棋士は辛いね!)。ネット将棋ですが、注目の高い組み合わせです。

羽生二冠曰く
「渡辺竜王はネット世代の代表という感があり、対戦をするのを楽しみにしています。」

渡辺竜王曰く
「ネットでは勝たせて下さい。」

http://www.daiwashogi.net/index.html

投稿者: 紫外線 投稿日時: 日, 05/11/2008 - 07:57 categories [ ]

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ブランコ 様、ありがとうござぁい

当日は所要で、昨日結果を知りビックリ!
今棋譜を拝見しましたが、5七角(29手目)は工夫した手ですね。
しかし、羽生2冠はさらに工夫をみせます。
後手の6四角、7三桂、6二銀の形は、20年近く前によくあった形です。でも、この形では6二銀が使い辛く、後手で指す棋士がほとんどいなくなりました。本局で羽生2冠は銀を5三~4二へと移動し、この問題を解決しました。先手6八角型では、5三銀の瞬間に6五歩と突かれるので、この手は指せませんが、先手の角が5七に居るので、この手が成立しました(6五歩は同桂で角銀両取り)。5七角(29手目)を咎めているのですね。
金銀4枚で玉を固めて先行できたので、後手番としては十分ではないでしょうか(もちろん先手が悪い訳ではない)。9七桂成りから、じっと8五歩と延ばすのがこの形の常套手段(確か最初に指したのは、南9段だったと思います)。これで好きなときに9六歩を狙えます。攻めの桂香をきれいに捌いて、敵守りの銀と交換し、手に入れた銀を3六に打ち込んだ(B面攻撃)段階では、後手がペースを握ったのではないでしょうか?

しかし、あのハプニング!!!本当に残念です。

ちょっとついでに

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩
▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩
▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角
▲3六歩 △4四歩 ▲3七銀 △6四角
▲4六銀 △4三金右 ▲3七桂 △3一玉
▲5七角 △7四歩 ▲7九玉 △7三桂
▲6七金右 △9四歩 ▲2六歩 △9五歩
▲8八玉 △2四銀 ▲1六歩 △2二玉
▲3八飛 △5三銀 ▲1五歩 △4二銀
▲1七香 △8五桂 ▲8六銀 △9七桂成
▲同 銀 △8五歩 ▲6五歩 △7三角
▲3五歩 △9六歩 ▲同 銀 △同 香
▲同 香 △3六銀 ▲9三角成 △4七銀成
▲1八飛 △4六角 ▲2五桂 △8一飛
▲1四歩 △同 歩 ▲1三歩
まで67手で先手の勝ち

なんじゃこりゃ?

>たぶん時間が切れたのだと思う。

この局面で「投了」は無いと思う。①時間切れか、②ネット接続が落ちた...のどちらかでしょう。

>こういった棋戦は廃止したほうが良いのではないか。

慣れの問題だと思いますが?

追伸:

竜王ブログより

「そして▲1三歩と垂らしたところで羽生二冠がまさかの時間切れ。△2七銀をクリックしたものの、間に合わなかったとの事でした。」

それならそれで、ファンサービスとして勝敗とは別に続行するとか...とかアリなのでは?

...それとも、一局に要する時間が短いから、3局セットにするべきでは?

羽生さん、敗北

68手で羽生さんの投了となりました。たぶん時間が切れたのだと思う。これから本格的な戦いという場面でのあっけない終局。ぜんぜん納得がいかない。

この棋戦にしろ、朝日オープンにせよ、持ち時間の少ない将棋はつまらないミスが続出、勝負の面白さを見せることが出来ていない。

こういった棋戦は廃止したほうが良いのではないか。

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