第57回 NHK杯 渡辺竜王ー増田5段戦

今日はNHK杯に渡辺竜王が登場、ご覧になった方も多いと思います。

戦形は後手1手損角換わり、序盤から増田さんが攻勢をかけ、渡辺陣に攻め込み9筋の端を破って鋭く迫っていきました。でも渡辺陣は右側にかなりの余裕があり、挟撃体制を敷かれない限りそう危なくは見えない形。

結局、増田さんが挟撃体制を作ろうとして飛車取りに桂馬を打ち、これに対して渡辺さんが詰めろ、桂取りの角を1四に打ったところで、ほぼ勝負有り。増田さんはここで投了してもよかったのでしょうが、最後は詰めてもらおうと首を差し出し、桂馬で飛車を取り、渡辺さんがきれいに増田王を詰め切りました。

渡辺さんは増田さんの鋭い攻めに丁寧に応接、さほどあわてた感じもなく竜王の貫禄十分、ベスト4に進出しました。次は郷田9段ー鈴木8段の勝者との対局です。やはりこの辺に勝たなくては竜王の強さを認めてもらえないかもしれません。これからが踏ん張りどころです。

投稿者: みなもと 投稿日時: 日, 02/10/2008 - 16:41 categories [ ]

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大山さんより,どっか木村さんに似てるかななんて思って見てました.いやたしかに外観は大山さんに相当似てるとは思います.

それにしても

渡辺竜王はまだ若いね~。即詰みの場面では顔にありありと勝利の表情が出てた。大山名人はそうではなかったよ(笑)それにしてもこれは逆転なのかな?感想戦ではよくわからなかった。

増田さん、婚約!

森信雄さんは増田さんの師匠ですね。やはり、婚約、結婚といった人生の節目には、棋士は師匠に報告、挨拶に行くのが礼儀なのでしょう。

関東では所司さん、関西では森さんが弟子思いで有名で、一門の結束も固いようです。所司さんも森さんも弟子から慕われていて、いいですね。

それにしても、増田5段の婚約者のYさんの写真が無かったのは残念!!

角で桂を取るのを気がつかなかった

みやもとさん ありがとうございます

当方は、超初心者なので、角で桂を取るのを気がつかなかった。

渡辺ブログの解説

本当に有り難いですね。そういえば、中盤で渡辺さんの棒銀が捌けていないなと思っていました。自分の感じた気持ちさえ早速忘れています。困ったものだ。

最終局面を見ると、やはり▲6四香 △6三銀 ▲同香不成り △同金 ▲3六角で先手勝利ですね。3六角が6三の金にも当たっていますから、後手収拾がつきません。

正解していたので、ほっとしています。

増田五段 婚約おめでとう

増田五段に関しては、こんなブログを見つけました。

http://blog.so-net.ne.jp/morinobu27/2008-02-08

おそらく1手、1手では

既に(!)記憶が薄れてきていますが、△6三銀 ▲同香不成り △同金に▲3六角と後手が打ったばかりの桂馬を抜いて、後は1手、1手で先手の勝ちになるのではないかと思います。

渡辺玉は右側が広く、なかなか捕まりませんが、増田さんの方は2筋、3筋に渡辺さんの歩が迫ってきているので、ぼろぼろと駒をとられて収拾がつかなくなります。それを嫌って、詰まされるのを承知の上で、2八桂成りと飛車を取ったのだと思います。

こんな答えでよろしいですか?どこかにこの将棋の棋譜がアップされていたら、もっと詳しく答えられるのですが。

解説

竜王本人の解説がもう上がっていますね。偉い!

http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/4d85e7d27613fe14c8e57a1c67159d18

(追記)録画放送だから解説は前日に用意してあったのであろう。解説自体が偉いと言う事には変わりが無い。

△6三銀ではどうか

増田5段は、△2八桂成で詰まされましたが、△2八桂成の代わりに△6三銀としたら、▲同香ならず△同金とすすむが、それでも詰みでしょうか

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